パーレー法とは?|利点欠点・やり方等を徹底解説
パーレー法とはオンラインカジノやスポーツベッティングで使用できるシステムベッティングで、効率よく賞金を稼ぎたいときに最適です。パーレー法はとてもシンプルなため初心者に人気ですがプロのギャンブラーからも人気を集めています。この記事ではパーレー法の具体的なやり方や利点、欠点について紹介します。
パーレー法のやり方
パーレー法のやり方はとても簡単で、ゲームに勝った時に賭け金を2倍にするだけです。マーチンゲール法では、負けた時に賭け金を2倍していきます。このようにパーレー法は単純にマーチンゲール法を逆にしただけなので、「逆マーチンゲール法」とも呼ばれています。
そして、パーレー法はマーチンゲール法と同じように2倍配当のゲームで効果があります。2倍配当のゲームには、ブラックジャックやルーレットの赤・黒、奇数・偶数、ハイ・ローなどがあります。パーレー法を2倍配当のゲーム以外で使用した場合、うまく利益が膨らまないなど、うまく機能しなくなってしまいます。
パーレー法をする際には、まずは最初の賭け金を決定します。賭け金を1ドルとして、最初のゲームで勝利したとします。その場合、次のゲームの賭け金は1ドルを2倍にした2ドルとなります。さらに2ゲーム目でも負けてしまった倍は、3ゲーム目で4ドルを賭けます。パーレー法ではこれを繰り返していきます。
そして、ゲームに負けてしまったら、賭け金を最初の金額に戻します。この時、パーレー法では常に最初の賭け金が損失として確定します。つまり、勝ち続けている限りは利益は増え続けますが、一度負けてしまうと損益が出てしまうのです。
そのため、パーレー法を使う際にはどのタイミングでパーレー法をやめて利益を確定させるかが非常に重要です。何連勝したら最初の賭け金に戻す、いくら稼いだらゲームをやめる、など最初に自分なりのルールを決定しておくといいでしょう。一般的にプロのギャンブラーは3勝したら最初の賭け金に戻すというサイクルでパーレー法を使用しています。
パーレー法の利点
まずはパーレー法の利点からご紹介します。パーレー法には「初心者でもすぐ試せる」「短時間で稼げる」「リスクが少ない」以上3つの利点があります。
利点1:初心者でもすぐに試せる
パーレー法はゲームで勝利したら賭け金を2倍にする、というシンプルなルール1つのみです。そのため、オンラインカジノを始めたばかりの初心者でもすぐに利用できます。
システムベッティングの中にはモンテカルロ法やフィボナッチ数列法など、紙とペンが必要になるような複雑なものもあります。それに対してパーレー法は頭の中で計算して賭けができるシンプルさが魅力です。
利点2:短時間で稼ぐことができる
パーレー法は勝利した時に賭け金を2倍にしていくので、どんどん賭け金が大きくなります。同時にこれは、配当が大きくなること意味します。
そのため、数回勝利しただけで大金を稼ぐことが可能です。特に最初の賭け金を大きくすれば、すぐに数百ドルを稼ぐことができます。
パーレー法はシステムベッティングの中でも攻めのスタイルと知られており、短時間で効率よく稼ぐことができます。大金を狙うのであれば、ハイローラー向けのテーブルを選んで大きめの賭け金で勝負に出るのもいいでしょう。
利点3:リスクが少ない
パーレー法で負けてしまった場合、最初の賭け金が損失として確定してしまいます。しかし、その場合の損失は次のゲームで1勝するだけで取り戻せます。
パーレー法では負けたとしても、そこで失う金額のほとんどはそれまでの勝利で稼いだ金額で補われます。つまり、資金に大きな影響はないのです。パーレー法は攻めのシステムベッティングでありながリスクが少ないのが利点として挙げられます。
パーレー法の欠点
続いてはパーレー法の欠点。パーレー法にはご紹介した魅力的な利点がある反面「一回の負けで利益が全てなくなる」「勝ち負けを繰り返すと損失が増える」欠点があります。パーレー法を利用する際はこれらの欠点を充分に理解する事が必須です。
欠点1:1回の負けで利益がすべてなくなる
パーレー法では賭け金を2倍にしていき、連勝すればするほど利益が増えていきます。しかし、1度でもゲームに負けてしまうと、それまでの利益がすべて失われ累計損益はマイナスに転じてしまいます。
そのため、パーレー法ではどのタイミングでゲームをやめるのかが大切です。欲張りすぎてゲームをずっと続けていると、それまでに稼いだ利益がすべてなくなってしまいます。パーレー法を活用する時は止め時を逃さないようにしましょう。
欠点2:勝ち負けを繰り返した場合、損失が増える
2倍配当のゲームでは勝率は50%であるため、勝ち負けが交互に続く可能性があります。この場合、累計損益がマイナスになるか0になるかを繰り返すだけで、まったく利益を生み出すことができません。また、2連勝した程度でも大きな利益は出ません。
パーレー法である程度稼ぐには、連勝しなければいけないのです。しかし、2倍配当のゲームでは常に勝ち負けの確率は同じであるため、うまく調子に乗ることができないと長時間プレイしたとしても利益が出ずに終わってしまうこともあります。
パーレー法の使用例
ここでは実際にパーレー法を使用した際に例を紹介します。パーレー法は2倍配当のゲームで活用できるので勝率は常に50%となります。ここではルーレットの赤・黒でパーレー法を使用したと仮定します。ルーレットの基本ルールについてはこちらから>ルーレット完全攻略ガイド|ルール・賭け方・必勝法など
1ゲーム目
このゲームでは最初の賭け金を1ドルと設定します。そして、ルーレットの「赤に」玉が入ると予想します。この結果は「赤」だったため、プレイヤーの勝利となり、2ドルが払い戻されます。すると、累計損益は1ドルとなります。
2ゲーム目
1ゲーム目で勝利したので2回目のゲームでの賭け金は2倍にします。つまり、このゲームでの賭け金は2ドルとなります。そして「赤」に賭けて再度勝利したとします。この時に払戻金は4ドルで、累計損益は3ドルとなります。
3ゲーム目
ここでの賭け金は前回の賭け金2ドルを2倍にした4ドルとなります。このゲームでも勝利をすると、払戻金は8ドルであり、累計損益は7ドルとなります。
4ゲーム目
4ゲーム目の賭け金は4ドルを2倍にした8ドルです。このゲームで「黒」に賭けたとします。そして、結果が「赤」であり、このゲームで初めて負けてしまったとしましょう。すると、賭け金の8ドルは没収となり、累計損益は一気に-1ドルなります。
このようにパーレー法では連勝して利益を増やしていったとしても、1敗でもしてしまうと一気に利益が損失に転じてしまいます。そして、この時の損益は常に最初の賭け金と同じ額と決まっています。
5ゲーム目
4ゲーム目では負けてしまったので、このゲームでは最初の賭け金である1ドルに戻ります。このようにしてパーレー法では勝ち負けに応じて、賭け金を増やしたり最初に戻したりを繰り返します。
パーレー法の注意点
ここではパーレー法の注意点を紹介しますパーレー法には賭け金が急に上がっていくという特徴があります。例えば、最初に5ドルを賭けたとして、9連敗をしたとします。すると、賭け金は以下のように増えていきます。
ゲーム回数 | 賭け金 | 勝敗 |
1回目 | 5ドル | × |
2回目 | 10ドル | × |
3回目 | 20ドル | × |
4回目 | 40ドル | × |
5回目 | 80ドル | × |
6回目 | 160ドル | × |
7回目 | 320ドル | × |
8回目 | 640ドル | × |
9回目 | 1280ドル | × |
10回目 | 2560ドル | ― |
6ゲーム目ではすでに賭け金が100ドルを超え、10ゲーム目では2500ドルを超えています。賭け金の上がり方は負けが続けば続くほど急になっていきます。
この時の注意点がテーブルリミットです。テーブルリミットとは、そのカジノゲームで賭けることができる最大賭け金のことをいいます。一般的には100ドル~300ドル程度に設定されていることが多く、これらの金額を超えてゲームをプレイできません。
つまり、パーレー法を継続できなくなってしまうということです。その場合、その時点で利益を確定させて賭け金を最初の金額に戻すだけですが、より大金を稼ぎたいハイローラーには物足りなく感じられるでしょう。そのため、パーレー法で大金稼ぎたいのであれば、あらかじめテーブルリミットが高く設定されているゲームを選ぶ必要があります。オンラインカジノによってはハイローラー向けのテーブルを用意しているので、それらがおすすめです。
また、テーブルリミットだけでなく、資金も重要です。パーレー法を長く続けるためには、資金力が必要となります。資金が十分にない場合、テーブルリミットに達していなくても賭け金が足りずにゲームが継続できなくなってしまいます。
パーレー法が向いている人
- 資金に余裕がある
- 短時間で結果を出したい
- 欲を出しすぎず利益確定のタイミングを見極められる
パーレー法が向いていない人
- 資金に余裕がない
- 連勝するとつい欲張って止められない
パーレー法とマーチンゲール法 組合せ方
先述にあるように、パーレー法には欠点があります。その欠点を補う手法として、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせして使用する方法があります。これにより、互いの欠点を補うことができるため、プロのギャンブラーの中には利用している人がたくさんいます。
おさらいになりますが、マーチンゲール法とは、ゲームで負けた時に、次のゲームでの賭け金を2倍にしていく必勝法です。最初のゲームの賭け金を1ドルとし、負けが続いた場合、以下のように賭け金を増やしていきます。
1ドル→2ドル→4ドル→8ドル→16ドル→32ドル→64ドル→128ドル→256ドル・・・
そして、勝てば最初の賭け金1ドルに戻って繰り返す、というのがマーチンゲール法です。マーチンゲール法では、負けたとしても、前のゲームで賭けた倍の金額を賭け続けることで、一度勝利すればそれまでの負けを一気に取り返すことができます。
そして、マーチンゲール法を使用すると、どこで勝利したとしても、最初の賭け金分だけ儲けることができます。
一方でパーレー法とは、勝った時にベット額を2倍にしておく必勝法のことを言います。パーレー法はマーチンゲール法と逆のことを行うため、逆マーチンゲール法とも呼ばれています。パーレー法では、勝ち続けることができれば、どんどん利益が増えてきます。しかし、一度でも負けてしまった場合、最初の賭け金が損失として確定してしまいます。
このようにパーレー法とマーチンゲール法は全く逆の必勝法であり、これらを一緒に使うことで、それぞれのデメリットを相殺することができるのです。
パーレー法×マーチンゲール法 具体例
では、具体的にパーレー法とマーチンゲール法の組み合わせ方を見ていきましょう。
ここでは、パーレー法とマーチンゲール法を使用してブラックジャックをプレイしたと仮定します。パーレー法とマーチンゲール法は2倍配当のゲームで有効であるため、ブラックジャック、バカラ、ルーレットの赤黒、奇数偶数などで利用できます。
この2つの攻略法を組み合わせるときには、それぞれのメリットを生かすために、勝った時はパーレー法、負けた時はマーチンゲール法、というように勝敗に応じて使用する戦略を変えていきます。
最初に1ドルをかけて、ゲームをプレイします。そして、ゲームに勝ったとしましょう。そうすると、ここではパーレー法を使用するので、次のゲームでの賭け金は2ドルとなります。そして、2ゲームでも勝った場合は、引き続きパーレー法を使用することになるので、3ゲーム目の賭け金は4ドルとなります。
ここでゲームに負けてしまったとしましょう。その場合は、1度賭け金を最初の金額に戻します。そして、このゲームで負けてしまった場合は、マーチンゲール法を使用し、次のゲームでは2ドルを賭けます。
これを継続していくと、以下のようにゲームが進んでいきます。
ゲーム回数 | 掛け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 | システムベッティング |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | 1ドル | 〇 | 2ドル | +1ドル | パーレー法 |
2回目 | 2ドル | 〇 | 4ドル | +3ドル | パーレー法 |
3回目 | 4ドル | × | 0ドル | -1ドル | マーチンゲール法 |
4回目 | 1ドル | × | 0ドル | -2ドル | マーチンゲール法 |
5回目 | 2ドル | × | 0ドル | -4ドル | マーチンゲール法 |
6回目 | 4ドル | × | 0ドル | -8ドル | マーチンゲール法 |
7回目 | 8ドル | 〇 | 16ドル | 0ドル | パーレー法 |
8回目 | 1ドル | 〇 | 2ドル | 1ドル | パーレー法 |
9回目 | 2ドル | 〇 | 4ドル | 3ドル | パーレー法 |
10回目 | 4ドル | 〇 | 8ドル | 7ドル | パーレー法 |
このようにパーレー法とマーチンゲール法を組み合わせることで、勝った時はパーレー法で利益を狙いに行き、負けた時は損失額を最初の賭け金に抑えることができます。
これを繰り返すことで、効率よく資金を貯めていくことができます。そして、連勝できたタイミングで利益を確定させるのが、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせた際の成功のコツです。
パーレー法×マーチンゲール法 利点
パーレー法は連勝すればするほど、どんどん利益を上げてくことができます。しかし、1度でも負けてしまうと、最初のベットが損失として確定してしまうのがデメリットとして挙げられます。
一方でマーチンゲール法には1度でも勝利すれば最初のベット額が利益として確定するという特徴があるため、これをパーレー法に組み込むことで、パーレー法の欠点を補うことができます。この2つを組み合わせることによって、利益を膨らませつつ、損失を取り戻すことができるのです。
パーレー法×マーチンゲール法 注意点
パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせは非常に有効な方法として知られていますが、1つ注意しなければならない点があります。それが、マーチンゲール法で失敗してしまった場合、この必勝法自体が成り立たないということです。
マーチンゲール法は理論上は勝てる攻略法と言われていますが、なかなか勝つことができずに損失額ばかりが膨らんでしまうことがあります。そうすると、結局はパーレー法を使う機会がないまま、損切をしなければいけなくなってしまいます。
マーチンゲール法で失敗する理由としては、ゲームを継続できるだけの資金がない、テーブルリミットに達してしまいマーチンゲール法が継続できない、などの理由が挙げられます。そのため、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせて使用する際には、マーチンゲール法でまずは成功することを目指す必要があります。
そのため、この手法で成功するためには、十分な資金を用意すること、テーブルリミットの高いゲームを選ぶことが重要です。
よくある質問:パーレー法
パーレー法の歴史は?
パーレー法は16世紀のイタリアで生まれたと言われています。その後、ブラックジャックやルーレットなどで使用され、現在のように世界中に広がりました。
パーレー法はどんな人におすすめですか?
パーレー法はシステムベッティングの中でも効率よく稼げる攻めの戦略です。そのため、あらかじめある程度の資金があり、短時間で大金を稼ぎたいというハイローラーにおすすめです。
パーレー法は競馬やスポーツベッティングでも利用できますか?
パーレー法は競馬やスポーツベッティングでも利用できます。ただし競馬やスポーツベッティングではルーレットやブラックジャックのように「2倍配当」などとオッズが一定ではありません。そのため、スポーツベッティングなどでパーレー法を利用する場合は、オッズが2倍前後(1.7~2.3倍ほど)のものに賭けるようにしましょう。
パーレー法はカジノで禁止されていますか?
一部のランドカジノではパーレー法の使用を禁止していることもあります。しかし、パーレー法はカジノを倒産させるほど影響力のあるシステムベッティングとみなされてないため、ほんとのどランドカジノで使用できます。
パーレー法は他のシステムベッティングと組み合わせで使用できますか?
パーレー法はマーチンゲール法とよく組み合わせて使用されます。パーレー法は負けた時に最初の賭け金が損失として確定しますが、マーチンゲール法では勝利した時に最初の賭け金が利益として残ります。つまり、マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせることによって、パーレー法で出た損益をマーチンゲール法で補うことができます。このようにパーレー法とマーチンゲール法は相性がいいため、組み合わせて使用するプレイヤーも多くいます。
グランパーレー法とはなんですか?
グランパーレー法とは、パーレー法を発展させたシステムベッティングです。パーレー法では勝った時に賭け金を2倍にするだけですが、グランパーレー法では賭け金を「2倍+1」とします。そうすると、パーレー法よりも利益が出やすくなります。パーレー法よりもさらに攻めたいときにこのグランパーレー法が用いられます。