バカラは2択で賭ける方を選ぶだけのとてもシンプルなゲームです。しかしシンプルながらも奥が深いのがバカラの魅力。2倍配当で使える必勝法・攻略法や罫線を駆使して勝ち方を研究したり、スクイーズができるようになったりすれば、バカラをもっと楽しめるようになります!
バカラのルール
バカラは、プレイヤー(PLAYER)とバンカー(BANKER)どちらが勝つかを予想するカードゲームです。
プレイヤー(PLAYER)とバンカー(BANKER)には、それぞれ2~3枚のカードが配られ、カード合計値のより高い方が勝利します。最高位の数値は「9」です。
カードの配布はディーラーが全て行います。参加者は勝利する方を予想してベットするだけです。
予想が当たれば配当が支払われ、予想が外れれば賭け金はすべて没収されます。
ベッティングエリアの解説
バカラテーブルの基本的なベッティングエリアは、「プレイヤー」「バンカー」「タイ(引き分け)」の3つです。プレイヤーとタイ、バンカーとタイのような賭け方はできますが、プレイヤーとバンカー両方にチップを置くことは禁止されています。(両賭け・オポジットベット)
また、テーブルによっては上記3つのメインベット以外に「ビッグ・スモール(大小)」「ペア」といったサイドベットのベッティングエリアもあります。サイドベットは複数賭けができ、メインベット+サイドベット2種で同時ベットも可能です。
なお、サイドベットの的中はメインベットの結果に左右されません。プレイヤーまたはバンカーに賭けた分が外れて没収されても、サイドベットが当たっていればサイドベット分の配当は支払われます。
カードの数え方
バカラは「Aは1、2~9は数字通り、10と絵札は0」と数えます。
プレイヤー・バンカーの数値は場に出たカードを足し、合計値が9を超えた場合は、1桁目が適用されます。
勝敗の決め方
プレイヤーとバンカーの勝敗は2~3枚配られたカードの合計値1桁目を比較して決めます。1桁目が「9」に近い方が勝ちです。
- プレイヤー:10・5・9
- バンカー:2・J・9
上記例の場合、プレイヤーの合計値は0+5+9=24なので1桁目は「4」。一方、バンカーの合計値は2+J(0)+9=11なので1桁目は「1」。
バンカーよりプレイヤーの方が「9」に近いので、プレイヤーが勝利したことになります。プレイヤーにベットしていれば配当が支払われます。
合計値が同点の場合、配当が支払われるのはタイにベットしたプレイヤーだけです。プレイヤーまたはバンカーにベットした賭け金は戻されます。
バカラの主な用語
バカラをより楽しむために覚えておいて欲しい用語を紹介します。
ベット(BET) | チップを賭けること。 |
---|---|
ディール | ディーラーがカードを配る行為。ベットしてからディールは行われます。 |
ピクチャー | 絵札(J,Q,K)を指す言い方です。バカラでは「0」としてカウントされます。 |
ナチュラル8 ナチュラル9 | 初めに配られたカード2枚の合計が「8」か「9」が出て勝った場合にそれぞれナチュラル8、ナチュラル9と呼びます。 |
デッキ | 52枚のトランプを1デッキとして数えます。通常は8デッキでゲームが行われます。デッキ数が少ないとカードを出していく中で残りカードに偏りが出てしまうためです。 |
コミッション | BANKERに賭けて勝った場合、配当から引かれる5%の手数料のことです。中にはコミッションが引かれないバカラもあり、それを「ノーコミッションバカラ」と呼びます。 |
バカラのテーブル選び
オンラインカジノでもランドカジノでも、バカラのテーブルは特に多いです。100以上のテーブルが同時稼働しているところもあります。
テーブル選びが勝敗を左右することもあるので、どのテーブルで遊ぶか選ぶ際はよく吟味しましょう。
後ほど解説する罫線を見れば、バンカーが勝ちやすいテーブルか、プレイヤーが勝ちやすいテーブルかをある程度予測できます。
バンカーもしくはプレイヤーにチップを賭ける
バカラテーブルについたら、賭け先を決めます。バンカーが勝つと予想する場合は「BANKER」に、プレイヤーが勝つと予想する場合は「PLAYER」にチップを置いてください。
ベット時間には制限があるので、制限時間内にチップの配置を済ませましょう。本場カジノでは、ディーラーが「No more bet(ノーモアベット)」と宣言したらベット時間終了です。
ディーラーがカードを配る
ベット時間終了後、ディーラーがカードをプレイヤー・バンカーそれぞれに配ります。
ちなみに、バカラにおいては、カードは2枚配られて勝敗が決まる場合もあれば、3枚配られて勝敗が決まる場合もあります。
3枚目が配られるルールは後ほど説明しますが、条件に当てはまれば自動で3枚目カードが配られるため、ゲームの勝ち負けにチップを賭けたプレイヤーが関与することはありません。
勝敗が決まれば配当が配られる
すべてのカードが配布され次第、勝敗が決まります。
プレイヤーが勝った場合はプレイヤーに賭けた参加者に配当が支払われ、バンカーが勝った場合はバンカーに賭けた参加者に配当が支払われます。
賭けたチップは、見事に予想が的中すれば返却され、外れれば没収です。
バカラの配当(倍率)
バカラの配当は以下の通りです。
PLAYER(プレイヤー)・・・2倍
BANKER(バンカー)・・・1.95倍
TIE(タイ)・・・8倍(カジノによって異なる)
PAIR(ペア)・・・11倍(カジノによって異なる)
一般的なバカラでは、配当が2倍(1:1)となり、ベットした金額と同額が上乗せされて戻ってきます。しかし、BANKERに賭けた場合は5%のコミッション(手数料)が引かれて、ベットした金額の1.95倍の配当が貰えます。
BANKERは、PLAYERのカードによってBANKERが3枚目を引かなくても勝敗が決まってしまうことがあるため、ルール上有利です。ですので、BANKERが勝利した場合は、5%のコミッションが引かれます。
「PAIR」は最初の2枚のカードの数字が同じ場合に配当を獲得でき、「PLAYER・PAIR」と「BANKER・PAIR」のそれぞれのベットエリアが用意されています。
勘違いされやすいバカラのゲーム性
バカラを始めたばかりの初心者は、「ディーラーに強さがある」と勘違いをしがちです。実際には、ディーラーは進行役で、プレイヤーはバンカーもしくはプレイヤーのどちらが勝つかを予想するだけなので、強さは関係ありません。
もう少し理解しやすいように、バカラを相撲に置き換えて説明します。
相撲に例えると、ゲーム進行するディーラーは行司、プレイヤーとバンカーは勝負する力士、ベットする参加者(あなた)は観戦者です。
行司は勝敗に関係ありませんよね?もちろん本物の相撲の場合ジャッジが関係してきますが、バカラの場合は、数字が大きいか低いかをジャッジするだけなので、勝敗には関係しません。
また、参加者はプレイヤーとバンカーどちらが勝つかを傍観するだけなので、参加者の力量が勝敗決定を左右することはありません。
まとめると、プレイヤー・バンカーの勝敗を決めるのは、場に出たカードの数値のみ。ディーラーも参加者もその勝負に介入することはできないのです。
バカラの必勝法・攻略法
バカラを運と直感だけのゲームだと思っていませんか?実は、バカラにほ必勝法や攻略法は存在します。もちろん、100%勝てるようになるわけではありませんが、少しでも負ける確率を減らすことはできます。
今回ご紹介する必勝法・攻略法は下記3つです。
バカラの必勝法・攻略法
- チップコントロール
- カウンティング
- 罫線
それぞれ詳細を解説していきます。
チップコントロール
チップコントロールとは、決められたルールにしたがって賭け金を調整し、複数回のゲームのうちに利益を伸ばしたり損失を抑えたりできる手法です。
バカラに使用できるチップコントロール法は様々ありますが、その中でもおすすめの手法は以下5つです。
名称 | おすすめ度 | 難易度 | 勝率 |
---|---|---|---|
マーチンゲール法 | ★★★★★ | 初心者向き | 1/2 |
パーレー法 | ★★★★★ | 初心者向き | 1/2 |
グッドマン法 | ★★★★★ | 初心者向き | 1/2 |
モンテカルロ法 | ★★★★★ | 経験者向き | 1/2または1/3 |
10%投資法 | ★★★★★ | 経験者向き | – |
一番のおすすめはマーチンゲール法です。マーチンゲール法は負けたら賭け金を倍にして賭ける手法で、成功すると、損失を全回収して最初の賭け金分だけ利益を確保できます。
チップコントロールは優れた戦略ですが、万能ではありません。運用に失敗すれば資金がどんどん削られていくことも十分ありえます。しかし一切使わないで勝負するよりもトータル収支プラスの可能性を上げられることも確かです。覚えておいて損はありません。
カウンティング
「カウンティング」と聞くとブラックジャックを思いつく人の方が多いかもしれませんが、バカラでもカウンティングは有効な戦略の1つです。
バカラのカウンティングでは、場に出たカードを記録することで、シューにより多く残っているカードの傾向を把握します。
詳細は省きますが、バカラはカードの偏りによってプレイヤー・バンカーの勝ちやすさが変わってくるので、残っているカードの傾向はとても重要な情報です。傾向にあわせて賭け先を決められるようになれば、勝率を上げられるようになります。
カウンティングはランドカジノだと禁止行為ですが、オンラインカジノならいくら使っても咎められることはありません。自宅でメモやエクセルを使ってカウンティングしながらバカラ勝負ができます。
罫線(けいせん)
罫線とは、バカラテーブルのゲーム結果を記録する表です。オンラインカジノのライブバカラでは、ゲーム画面下側に表示されています。
罫線を見れば、そのテーブルでプレイヤー・バンカーどちらがいつ何連勝したか、タイやペアが何度来たか等が一発でまる分かりです。
さらに、罫線で出目のパターンを見抜くことができるようになれば、次の出目予測にも役立ち、勝率アップも期待できます。
もちろん罫線で完璧に未来を予想することはできませんが、ある程度の傾向を把握できるので、バカラで勝つうえで罫線は欠かせません。
罫線はちょっと知識をつければ誰でも見方が分かるようになるので、バカラに強くなりたい方はぜひ習得してみてください。
【検証】バカラの必勝法・攻略法は使えるのか?
先に紹介したバカラの必勝法・攻略法が実際に使えるのか気になりますよね。そこでここからは罫線とチップコントロール法について検証していきたいと思います。
バカラ必勝法検証
- 罫線を読む
- チップコントロール「マーチンゲール法」を試す
説明ではベラジョンカジノのライブバカラの画像を使用しました。
罫線を読む
下記画像の罫線ではバンカー(〇)とプレイヤー(〇)が交互に来ていることが分かります。
1つ前のゲームでプレイヤー(〇)が出たので、罫線の流れからいえば、次はバンカー(〇)が来る予想です。
結果はプレイヤーが「4」、バンカーが「6」。見事予想どおりにバンカーが勝利しました。
チップコントロール「マーチンゲール法」を試す
前述したのは罫線の成功例ですが、同じような流れでも予想どおりにいかず外してしまうことはあります。
下記画像の罫線ではプレイヤー(〇)とバンカー(〇)が交互に3回きたので、バンカー後にもう一度プレイヤーが来るだろうと予想しましたが、バンカーが続いてしまいました。
そこで使用したいのが負けたら倍賭けするマーチンゲール法です。数ゲーム以内には再びバンカーがくると見込んで、最初の賭け金1ドルから勝つまで賭け金を倍々していきます。
結果、マーチンゲールを使用してから3ゲーム目に、プレイヤーが「0」、バンカーが「7」でバンカー勝利となりました。
【結論】攻略法はタイミングよく使用する
攻略法をうまく活用するうえで重要になるのは、使用するタイミングです。
検証では罫線から流れを読む予想が的中し、マーチンゲール法も読み通りに行きましたが、攻略法を使ったタイミングがたまたま良かったから成功したことだとも言えなくもありません。
どの攻略法にせよ、間違ったタイミングで使用してもあまり意味はないです。
ポイントを絞って適切な攻略法を使用すること。そう頭に入れてバカラ勝負に挑めば、攻略法の効果をしっかりと発揮できます。
バカラをさらに楽しむために覚えたい要素
バカラは、前述したことを一通り習得すればゲームは遊べます。しかし、以下の情報も覚えておくと、より一層楽しめるのがバカラです。
バカラを楽しむための要素
- スクイーズ
- バカラで3枚目が配られる条件
それぞれ概要を解説していきます。
スクイーズ
スクイーズとは、配られたカードをめくる行為のことです。「絞り」とも呼ばれ、カジノで遊べるカードゲームのなかで唯一バカラでだけできます。
3枚目が配られた時やプレイヤーもしくはバンカーが次めくるカードで勝敗が決まるときなどに行います。
スクイーズの方法は、下記写真のように、トランプの両端を指で抑え、数字が見えないようにしてカードをめくります。
次のカードの数値次第で勝つかどうかが決まる、という時にカードをじっくりめくるのです。焦らされたぶんだけ勝利を掴んだときの喜びはひとしお。普通にカードをオープンにするよりも、ハラハラ・ドキドキ感を味わえて、興奮できます。
スクイーズする権利はランドカジノだとテーブルで一番多くベットした参加者がもっていますが、オンラインカジノだとスクイーズ可能なテーブルならベット額に関係なく誰でもスクイーズし放題です。
スクイーズは勝敗に関係ありませんが、ゲームを盛り上げるための重要なマナーなので、覚えておいて損はありません。
バカラで3枚目が配られる条件
バカラでは、最初にプレイヤー・バンカーそれぞれに2枚ずつカードを配りますが、ある一定の条件がそろうと3枚目のカードを追加で配ることになります。
以下の図に3枚目のカードの配布条件をまとめました。
A.プレイヤーに3枚目が配られない場合
B.プレイヤーの3枚目が配られる場合
○…バンカーに3枚目が配られる
×…バンカーに3枚目が配られない
カードはディーラーが機械的に配るので、参加者は特に条件を覚えていなくてもゲームは楽しめます。
ただ、知っておくとゲームの盛り上がりポイントがより分かるようになるので、何も知らないよりバカラのゲーム性を深く堪能できるでしょう。。最初から最後までバカラを楽しみ尽くしたいということであれば、3枚目の配布条件も覚えておきましょう。
バカラの控除率(ハウスエッジ)
控除率(ハウスエッジ)とは勝利者の配当から徴収される手数料割合のこと、控除率は低ければ低いほどプレイヤーは稼ぎやすくなります。
バカラの控除率は、賭け方によって異なります。
- プレイヤー…約1.06%
- バンカー…約1.24%
- タイ…約14.32%
控除率で比較すれば、バンカーよりもプレイヤーに賭けたほうが少しお得だということがわかりますね。
また、タイは高配当とはいえ、控除率がプレイヤー・バンカーよりも10倍以上高いです。このことから、タイに賭けるのは相当分が悪い勝負だと言えます。
以上より、控除率を基準にいえば、バカラで良い結果を出したいなら「プレイヤー」に賭け続けることです。短期的に偏りが出ても、長期的には手数料分の損を小さく抑えることができます。